2013年06月

左シロヘルメットダカラ / 右セトモノダカラ

左シロヘルメットダカラ / 右セトモノダカラ

天然歯の表面は白く艶があり、時に細かいヒビがはいってます。タカラガイという海産貝類の仲間はまさに天然歯に似た美しさで、主成分こそリン酸カルシウムと炭酸カルシウムの違いはあれどその表面は良く似た美しさを持っています。
天然歯そっくりの差し歯を作るのに瀬戸物材料(セラミックス[磁器]、ポーセレン[陶器])を使いますがこの貝の英名はcawry、あるいはporcelain cell,フランス語にいたってはそのままporcelaineといいます。
左 シロヘルメットダカラ Cypraea marginata albanyensis Raybaudi,1985
右 セトモノダカラerosaria eburnea 和名がそのまま瀬戸物です。

 

コガタケイトダカラ/アサヤケダカラ/アルジェラカモンダカラ/カワムラダカラ

上コガタケイトダカラ/左アサヤケダカラ/中アルジェラカモンダカラ/右カワムラダカラ

上コガタケイトダカラ / 左アサヤケダカラ / 中アルジェラカモンダカラ / 右カワムラダカラ

タカラガイにはさまざまな模様、形、大きさの種類があります。たとえば、 上 コガタケイトダカラ jeaniana sherylae Raybaudi,1990 左 アサヤケダカラ   porteri porteri Cate,1966 中 アルジェラカモンダカラ helvola argrlla Melvill,1888 右 カワムラダカラ   sulcidentata Gray,1824 メダカラとかハナマルユキといった海岸で比較的簡単に拾うことの出来るポピュラーなタカラガイもありますので海水浴にいった際には探してみてください。 三重県の 鳥羽水族館では珍しいタカラガイをはじめ数多くの美しい貝を見ることができます。貝類のことを詳しく知りたい方は一度立ち寄ってみてください。 貝の世界に魅了されますよ。

 

チマキボラ

チマキボラ

なんとも不思議な巻き方をしてます。チマキボラといいますが小学生のときはこの貝がほしくて、でも何万円もするのかな?と思ってたものでした。20歳のときに南紀串本のドライブインで千円で売ってるのをみて少し拍子抜けしたと同時にもちろんすぐ買いました。子供の頃の夢がかなったのですごくうれしくて、車の中でずーっとながめていたのを覚えています。
学名 tacheria milabilis,英名はなんとjapanese wonder cell,日本の名がついてます。

 

ヒレシャコガイ

ヒレシャコガイ

上の貝は巻貝でしたがこれは2枚貝です。突然歯の話になりますが、歯の噛む面というのはかなり複雑にうねっていますがそれが口をとじたときに上下うまくかみ合うようにできてます。この2枚貝も上下(実際は左右の殻)がみごとにかみ合ってます。「ちょうつがい」の部分が人では顎の関節に相当します。ホタテの貝柱でお馴染みの貝柱はこの左右の殻を閉じる役割をつとめます。人で言うと顎の筋肉です。
ヒレシャコガイ Tridacna (Flodacna) squamosa Lamarck,1819

 

左ショウジョウガイ / 右アメリカショウジョウガイ

左ショウジョウガイ / 右アメリカショウジョウガイ

こちらも二枚貝です。なんでこんな長いとげが生えてるのかわかりませんが、こういうとげとげのある貝は多いですしやっぱり綺麗ですね。
左 ショウジョウガイ Spondylus (Eluetherospondylos) regius Linnaeus,1758
右 アメリカショウジョウガイ S (E) americanus Hermann,1781
殻の内面は光沢があって本当に綺麗です。

 

マルツノガイ

マルツノガイ

これは腹足綱(巻貝)、二枚貝綱のどちらでもなく堀足綱と分類されてるツノガイの仲間です。白くて細い個体は海岸で打ち上げられてるのを見つけることができますが、小さかったり壊れてたりしてます。和名は見たままのツノガイです。英名もそのままtusk(きば)、学名にもdental(歯)が使われています。
マルツノガイ 英名Vernede's tusk
Dentalium (pictodentalium) vernedei Sowerby,1860

 

エスカルゴ

エスカルゴ

ここまでは海に住んでいる貝でしたが陸の貝ももちろんいます。かたつむりのことですが左の写真は食用のかたつむり、エスカルゴです。なかなか美味しいですよね。本場フランスではぶどうの葉っぱを餌にして育てているそうですが、かたつむりにはかわいい口があって歯舌という歯に相当するもので葉っぱを擦り取って食べてるんです。Helix pomatiaという種はエスカルゴのなかでも最上級品だそうです。

 

アフリカマイマイ

アフリカマイマイ

左はアフリカマイマイという大型のかたつむりです。名前から察するように暖かい地方に住んでます。私は日本では小笠原と沖縄でみました。なんでも本当のエスカルゴは高価な為にこのアフリカマイマイを代わりに使ったりするそうです。
Achatina(Lissachatina)fulica BOWDICH,1822 この写真はサイパンで撮ったものです。早朝芝の上にうじゃうじゃいました。
でも大型のかたつむりは日本中あちこちにいます

 

チャイロヒダリマキマイマイ

チャイロヒダリマキマイマイ

海の貝に比べ、なぜか陸の貝には左巻きが多く見られます。うちの近所では比較的大型のヒダリマキマイマイをよく目にします。これを透明のプラスチック飼育ケースに入れ裏から観察しますとかわいい口をパフパフさせているのが見えます。
チャイロヒダリマキマイマイ Euhadra guaesita montium(MARTENS,1879)

 

ナメクジ

ナメクジ

これはおなじみのナメクジです。場所は新潟市朱鷺メッセ。身近にみられますけどなぜか嫌われてることが多いのではないでしょうか?でも立派な巻貝の一種です。見るだけなら無害ですのでちょっと観察してみてください。違う種がいるもんですよ。この写真のように黒い筋があるものや、全体に黄色いもの、背にこぶのあるものなど、また大きさもさまざまです。かたつむりの殻を体の中に隠してしまったといった感じでしょうか。
ナメクジ Incilaria billiueata (BENSON,1842)

 

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