子供から大人まで全ての人に共通していることですが、虫歯、歯周病予防両方の面で、歯の付け根を磨くように心がけてください。ここで言う付け根とは、歯と歯肉の境目にある隙間のことです。TVや雑誌等で皆さんご存知の、「ポケット」といわれてる場所です。ただ頭では理解していても、実際掃除するのが非常に難しい場所です。歯の溝、歯間部など歯磨きすべき場所はいろいろありますが、特にこの部分の正しい歯磨きを実践していただきたいと思います。
「ポケット」の正しい磨き方
真ん中の歯、糸切り歯に注目です。
染め出ししてみると付け根の部分が汚れているのがわかります。
丁寧に掃除すればもちろん、汚れが取れてきれいなりますが・・・
左下の写真と比べてください。
特に磨いてほしい部分は歯肉との隙間ですから、まずブラシをこの角度で狙いを定め、
毛の先をこのように若干歯肉との隙間に入れて弱い力で振動させます。
このような場所を磨くのに、音波或いは超音波振動の電動歯ブラシは有効です
誤った磨き方をしてしまうと
間違った磨き方をした場合の写真です。
付け根の汚れが取れてないだけでなく、歯肉が切れてます
歯肉が痩せてきて、歯の根が露出し、さらに擦り過ぎたせいで根が擦り減ってます。こうなるとかなり水にしみます。付け根の磨き方はかなりデリケートで難しいですが、是非時間をかけて実践しましょう。