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エスカルゴ

エスカルゴ

ここまでは海に住んでいる貝でしたが陸の貝ももちろんいます。かたつむりのことですが左の写真は食用のかたつむり、エスカルゴです。なかなか美味しいですよね。本場フランスではぶどうの葉っぱを餌にして育てているそうですが、かたつむりにはかわいい口があって歯舌という歯に相当するもので葉っぱを擦り取って食べてるんです。Helix pomatiaという種はエスカルゴのなかでも最上級品だそうです。

 

アフリカマイマイ

アフリカマイマイ

左はアフリカマイマイという大型のかたつむりです。名前から察するように暖かい地方に住んでます。私は日本では小笠原と沖縄でみました。なんでも本当のエスカルゴは高価な為にこのアフリカマイマイを代わりに使ったりするそうです。
Achatina(Lissachatina)fulica BOWDICH,1822 この写真はサイパンで撮ったものです。早朝芝の上にうじゃうじゃいました。
でも大型のかたつむりは日本中あちこちにいます

 

チャイロヒダリマキマイマイ

チャイロヒダリマキマイマイ

海の貝に比べ、なぜか陸の貝には左巻きが多く見られます。うちの近所では比較的大型のヒダリマキマイマイをよく目にします。これを透明のプラスチック飼育ケースに入れ裏から観察しますとかわいい口をパフパフさせているのが見えます。
チャイロヒダリマキマイマイ Euhadra guaesita montium(MARTENS,1879)

 

ナメクジ

ナメクジ

これはおなじみのナメクジです。場所は新潟市朱鷺メッセ。身近にみられますけどなぜか嫌われてることが多いのではないでしょうか?でも立派な巻貝の一種です。見るだけなら無害ですのでちょっと観察してみてください。違う種がいるもんですよ。この写真のように黒い筋があるものや、全体に黄色いもの、背にこぶのあるものなど、また大きさもさまざまです。かたつむりの殻を体の中に隠してしまったといった感じでしょうか。
ナメクジ Incilaria billiueata (BENSON,1842)

 

ウミウシ

ウミウシ

これはウミウシの仲間で、やはり巻貝の一種です。ナメクジと比べてみますと形が奇抜で色鮮やかです。決定的に違うのは海に住んでいることで、新潟の海で見つけました。スキューバダイビングブームですが、わざわざ深い所に行かなくても、シュノーケリングで浅い所でも十分見つけることができます。
アオウミウシ Hypselodoris festiva (A.Adams,1861)

 

リュウグウオキナエビス

リュウグウオキナエビス

生きた化石としては魚のシーラカンスが有名ですが、この貝の仲間もそうなんです。殻の横に深い切り込みがあることから英名をslit shellといいます。この写真はやや小さい(若い?)個体です。もすこし色も鮮やかだったように記憶してたのですが色褪せしちゃいましたね。海岸でちょっと拾うという訳にはいきませんが。
リュウグウオキナエビス Entemnotrochus rumphii (Schepman,1879)

 

アダンソンオキナエビスガイ

アダンソンオキナエビスガイ

こちらにも長い切込みがみられます。大西洋に生息しています。なるほどこうして横から見た階段状の巻き方がどこかメキシコのピラミッドに似ていると思いませんか?
アダンソンオキナエビスガイ Entemnotrochus adansonianus (Crosse & Fischer,1861)

 

ベニオキナエビスガイ

ベニオキナエビスガイ

左は、オキナエビスの中で最初に手に入れたもので思い入れがあります。25年ほど前、車で高知県まで行きましてそこで手に入れました。桂浜の海岸沿いの道路に車を止めての車中泊を思い出します。ちなみにチマキボラの時も車中泊でしたね。
ベニオキナエビスガイ Mikadotrochus hirasei (Pilsbry,1903)

 

オキナエビスガイ

オキナエビスガイ

右の貝そのものにではないのですが、強烈な思い出が下の本にあります。
オキナエビスガイ Mikadotrochus beyrichii (Hilgendolf,1877)

 

貝殻図鑑「相模湾産貝類」

貝殻図鑑「相模湾産貝類」

上の貝(オキナエビスガイ)が表紙右上に載っている「相模湾産貝類」という分厚いこの本、「生物学御研究所編」とあるように貝殻図鑑というよりも、昭和天皇が採集された貝類についての研究報告、解説書なのです。オキナエビスガイは図版の一番最初に記載されてます。とにかく昭和天皇ゆかりの本ということもあり以前よりずーっと欲しかったのですがなかなか書店で見つけることができませんでした。ある時、東京で歯科の学会が開催された帰り道、神田の古書街に寄ってみたところこの本を見つけました。定価で結構な値段はするんですが、この機会を逃すとまたいつ買えるかわからないと思い、速攻でレジへ持って行き「これ、下さい!」と言ったところ、「ン万ン千円になります。」と予定の三倍強のお値段!一瞬凍りつきましたが、「そうか、ここは古書店、貴重な本ってのはそうだよなぁ。」と自分に言い聞かせてこの重い本を新潟まで持って帰りました。
まだ昭和天皇がご存命だった昭和46年9月27日初版発行とあります。状態もいいです。

 

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